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【3月19日=続・戦火のバグダッドから その8】

▼3月20日(火)放送「バグダッドリポート」
TBS系列「NEWS23」、テレビ東京系列の夕方ニュース、MBS(毎日放送)ラジオなど

▼共同通信から全国の加盟新聞社に配信
「開戦4年 バグダッド現地報告」恐怖の牢獄と化した街 宗派対立で社会崩壊進む
文・写真 綿井健陽

※3月21日(水・祝)付け以降の各地方紙に掲載されます。全国紙には掲載されません。見出しは各紙によって異なります。

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昨日(18日)は午後からずっとホテルのネット接続が止まってしまって、メール送受信もブログの更新もできなかった。きょう午後になってようやく復旧。以下、昨日書いたものです。

去年来たときに驚いたのだが、ホテルの部屋の中でネットが常時接続になっていた。したがってネット環境は日本にいるときと同じようなわけだが、いったんダウンしてしまうと困ったものだ。最初から接続できない場合はこちらも期待しないし、別の場所を探すか、通信を諦めるしかないが、最初にあったものがなくなると、やはりつながるまで意地でも待ってしまう。先日のお湯が出るまでと同じ。ニャロメ!

この仕事を始めて10年になるが、以前よりも取材の荷物で増えたのが通信機器だ。昔はカメラのフィルムを100本近く持参した。ビデオカメラのバッテリーも一個が一時間ぐらいしかもたないので、重たいバッテリーを5つぐらい持って来た。ところが今ではデジタルカメラなので、フィルムというものがそもそもない。バッテリーは一つで8時間ぐらいもつのでそれで十分だ。一方で、衛星電話や携帯電話、パソコン、それに伴うアダプターの類がいくつも増えたので、通信関連の機材でいっぱいだ。

バグダッドでも地元の携帯電話があるので、日本と同じく携帯電話の画面をずっと見ている人や携帯メールを使っている人は多い。イラクの携帯電話はいくつか会社があって、困ったことにバグダッドからイラク北部のクルド自治区へは国内の携帯電話ではつながらず、国際電話経由になる。バグダッドの公衆回線は4年前に空爆で破壊されて以来、ほとんど復旧していない。したがって携帯電話の普及率は相当高い。そして、誘拐事件が起きた場合の脅迫も今では携帯電話に電話かメールで届くという。ビデオカメラやデジタルカメラに対する軍や警察の警戒は非常に高いので、市民たちの間でも最近は携帯電話のカメラ機能を使って写真や映像が撮影される場合が多い。

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綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai

映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
公式HP http://www.littlebirds.net/
DVD発売・各地で上映中
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2007-03-19 18:41  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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