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何をしてはいけないのか?

金沢遠征から戻って、さてきょうは憂鬱な選挙の日だ。

メディアの「選挙速報・特番」のお祭り体制、世間の関心の「盛り上がり」度合いとは裏腹に、僕は今度の選挙に対してはさほど気分は盛り上がっていない。無理やりここに来て、何とか自分を盛り上げようとしているが、どうも身体と心がついて来ないようだ。「選挙後」「選挙結果」を想像すればするほど、暗い気持ちになるのは僕だけなのか。いろんな問題で「決定打」「ダメ押し」を食らいそうな気がするのは僕だけか。

「私だけ~」byだいたひかるです。
http://blog.so-net.ne.jp/daita-hikaru/

最近の映画上映会・講演などで、僕がよく話すことは以下のようなことだ。

「イラクに対して、あるいは世界に対して、どんな支援ができるか、何ができるかを考えることももちろん必要だと思います。しかし一方で、日本は何をしてはいけないのか、何をやめるべきなのかも、そろそろちゃんと考えた方がいいと思うのですが…」

この国が抱える歴史を踏まえて、この国に住む僕たちは、「何をしてはいけないのか、どんな選択肢を選んではいけないのか」。

それがきょうの選挙の僕の「投票基準」だ。

…………………………………………………
綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai

映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
公式HP http://www.littlebirds.net/
全国ロードショー上映中
…………………………………………………


2005-09-11 01:52  nice!(0)  コメント(10)  トラックバック(1) 

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コメント 10

イジイジするな!落ち着け!byパンと植木鉢

イラクからの軍撤退を訴えていたアメリカの人々はブッシュの再選でまさに「決定打」「ダメ押し」を食らって意気消沈していた。

しかし今、ブッシュは窮地に立たされているじゃないか?
シンディ・シーハンさんの運動は思わぬ広がりを見せているし、
テロ対策に40兆、自然災害に40億、千分の一しか予算を組まなかったツケが、今国民を挙げてのブッシュ批判に繋がろうとしている。
ブッシュが任期をまっとうできるかすら危ういかもしれない。

なにが起こるか明日のことは分からない。
小泉さんが大勝しても、奢る平家は久しからずや
たとえどんなに時間はかかったとしても、あきらめるこたぁ何もないスよ♪
by イジイジするな!落ち着け!byパンと植木鉢 (2005-09-11 06:38) 

milky

綿井さん、金沢ではありがとうございました。
朝から晩までお疲れになったでしょう。どこも満員御礼で、よかったです♪
綿井さんが「人間はいいことをしようとしている時、そこに落とし穴がある」と言ってらっしゃった事、同感です。田中優さんのお言葉ですが、日本はなにか「よいことをしよう」とするより、「今やっている悪いこと」をすぐにやめるべきですね。そっちのほうがずっと未来が見えると思います。
by milky (2005-09-11 12:25) 

高尾山圏央道反対

>この国が抱える歴史を踏まえて、この国に住む僕たちは、「何をしてはいけないのか、どんな選択肢を選んではいけないのか」。
それがきょうの選挙の僕の「投票基準」だ。

>ちょっと、ちょっと。あなたは本当に民主主義の社会に育ったジャーナリストですか。単なる、不平・皮肉屋ですか。あなたの様な評価されるの能力を持ったジャーナリストが、無責任かつ破廉恥な言い方をすることの影響を考えて自覚してください。
 それに、サマワにいる600名の自衛官が、この大事な選挙に意思表示をする投票をできなくさせられている状況をあなたはどうお考えですか。先日の報道ステーションでは古館さんが、少し触れてくれましたが。あの人達の選挙権行使と言う基本的人権が、総務省のやる気のなさ(防衛庁ですら実現を訴えていたみたいですが)で実現していないことをどう放置するのですか。本当の民主主義を尊ぶジャーナリストならば、一人一人の人権の擁護を訴えることができるのではないですか。
放置しているのは、やる気のなさなのか、イラク撤退の意思表示を恐れた某首相の差し金なのか、指摘することもできるのではないですか。
余りにも失望させないで下さい。
by 高尾山圏央道反対 (2005-09-11 15:39) 

digthelife

ジャーナリスト=人権活動家?または弁護士?
人権の擁護を呼びかけるのは、高尾山圏央道反対さん、
あなたでもできるんじゃないですか?
プラカード持ってビラ配って、総務省の前で叫べるんじゃないですか?
「イラクにいる自衛隊員にも選挙権を与えよ!!」と。
それをためらうとしたら、上記の書き込みは本当の本気じゃないってことですよ。

誤解を恐れずに言えば、そして高尾山~さんだけに限らないと思いますが
世間一般、「ジャーナリスト」と呼ばれる人々に過度の期待を抱き過ぎ、という気がします。
だから失望なんて言葉が出るのでしょう。

発言の影響の大きさ、というものは確かにあります。ですが、
その発言をどうとらえて、どう見極めて、どう行動するかは受けとる私たち側の問題。
ブレイクダウンしていけば、結局は「個人」がどう動くか、ということなのではないですか?

棚上げ方程式を使うのも、人のせいにするのも、もうよしましょうよ。

と、思わず書き込んでしまいました。自戒の意味も込め・・・。
ではさようなら~。
by digthelife (2005-09-12 00:32) 

kyo

自然な呼吸のできる国であれば、このような選挙結果になるだろうか?
 
 理性の足りないコメントでごめんなさい。

 雑誌の座談会がんばってください!!
by kyo (2005-09-12 01:48) 

パンと植木鉢

自民の圧勝は勝ち過ぎで、これがピークなんだと強がってみる。

( しかし自民に入れた人達、こんなに勝たせて怖くはないのか???
やろうと思えば如何なる憲法改正だって押し切れる数じゃないか、、、、、
朝は偉そうなことを書いたけど、やはり一旦は意気消沈してしまう。我ながら情けない。綿井さん申し訳なかった。でも希望は捨てられない。嗚呼 ・・・) http://www.asahi.com/politics/update/0912/002.html
by パンと植木鉢 (2005-09-12 02:32) 

kossy

金沢のトークショーありがとうございました。
おかげで有意義な一日を過ごせました。

そして、昨日の選挙結果。
ちょっとやばい。
何か自分にできることをしなければと、
悩んでいるところです。
by kossy (2005-09-12 12:59) 

高尾山圏央道反対

>プラカード持ってビラ配って、総務省の前で叫べるんじゃないですか?
「イラクにいる自衛隊員にも選挙権を与えよ!!」と。
それをためらうとしたら、上記の書き込みは本当の本気じゃないってことですよ。(by digthelife)

 無礼失礼な回答にどうお答えしていいかわかりませんが、総務省と防衛庁には、書面にて意見を送ったのですが。すぐ、「プラカード」でデモをですか、アメリカのドラマや映画の見すぎでしょうか、あなたは。
 ネチズンと言うより、「ネオナチズン」とでの言えるのでしょうか。
 
by 高尾山圏央道反対 (2005-09-12 20:28) 

しまうま

 横レスですみません。

 サマワの自衛隊員が投票できないって話、防衛庁のリークだか耳打ちだか知りませんけど、「御用」大手マスコミが記事にしていましたよ。綿井さんが手がけるテーマじゃないと思いますけども…。
 どうやら役所(防衛庁?)の言いなりに記事を書いてる大手の記者に任せておけばいいんじゃないですか。 

 どこの新聞だったか忘れましたけど、大麻の所持で逮捕状が出ている乗組員がいる潜水艦の艦長が「英断で重要な訓練を中止して異例の帰港をした」という記事を読んだ時、お茶を吹きそうになりました。リークってうまいことやればただの不祥事も「いい話」に化けるんだ…って。
by しまうま (2005-09-13 02:40) 

仮流民

ジャーナリストに過度の期待するな、か。
まあでもその大きな期待ががあるからわざわざ時間かけてお金払って足運んで映画を見に行き講演聴きに行くわけで。
でもなきゃ34歳の若造の話なんかありがたく拝聴しないわけで。(from 北の国から)

いろんな人がいるのだから過度に期待する人もいればほとんど期待しない人もいるだろう。
どんな形であれ期待されるのはいいことでは?
中には的はずれな批判めいた事を言う人もいるが、その発言の中には一分の真理が含まれることも少なくない。
それこそ『その発言をどう捉えて、どう見極めて、どう行動するかは受け取る側の問題』。

リトルバーズ、良い内容だけどなんだか不完全燃焼で中途半端、言いたいことはあるのに言葉が出てこないときのようなもどかしさがある。
講演も高遠さんの講演のようなもっと啓発的な内容かと思っていた者としては肩すかし。
うっかり期待しすぎてしまった(笑)所為かもしれないが。
事実を知ったその次に、どうしたいのか、何を伝えたいのか。
そろそろもう一段掘り下げた言葉が聞きたい。

講演の後の質疑応答で気になったのだが綿井さんはあまり質問者の質問をちゃんと聞いていない。
質問内容とずれたことを延々話してとうとう最後まで答えは出てこない事も多い。
あれでは会場のほとんどの人々が煙に巻かれた気分だろう。
8/2のトークショーでも、独りで話しているかと思うといきなり話を振ったりするのでゲストが面食らっておられた。

映画の中での取材の仕方やこれらの様子を見ていて綿井さんは人との意志疎通が苦手、もしくはあまり重要視していないのだなと思わせる。
映画のテーマは崇高であるのに、取材相手の人間を自分が伝えたい事を伝えるためだけの、ただの材料のように扱っている感じがある。
自分の発言や行動によって相手がどう思うのか、どう感じるのかに非常に鈍感で、それに自分では気付いておられないか、またはそんなことに気を遣う必要はないと思っているのか。

北風方式だけでなくそろそろ太陽のような人との関わりを努力なさった方が。
自分のやり方を相手の意志や感情を考慮しないで押し通すなんて、どこかの大国とやってることは同じ。
義を通すためであれ相手の意向を軽んじるなら、それが暴力の始まりとなる。

自分が必要と認めることしか聞かない。
自分が話したいことだけ話す。
都合の悪いことはしなくていい言い訳を用意して無視すればいい。
なのに耳の痛い意見も自分はちゃんと聞けると思っている。
そういう傲慢さが綿井さんの言動・作品から垣間見える。

様々な土地に出掛けて人前でしゃべることにより、その分内面を晒す機会が増えた。
綿井さんがどういう人か、その人柄がどんどん明らかになる。
発言と行動が食い違う人物が述べる言葉にどれほどの信頼を置けるだろうか。
人として完璧であれというのではなく、仕事をする上で必要最小限ここは抑えておかなければならないところを外してしまっていては、伝わるものも伝わらなくなる。

ジャーナリストという仕事にはある程度強引さ・自己中心さが求められる事は理解しているが、気遣いを欠いているならそれはただの利己主義でしかない。
人の不幸を飯の種にしている立場上、せめて出会う人々を単なる客・仕事相手・取材対象としてではなく、人間として尊厳ある存在と認め、接して欲しい。

これからのご活躍に非常に注目・『期待』しているので頑張って下さい。
by 仮流民 (2005-09-13 03:40) 

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