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その日(一部訂正あり)

▼「光市事件」弁護団に聞く 弁護団は何を主張・立証したのか
─ 報道された虚偽の事実と、報道されなかった真実 ─
http://www.jca.apc.org/hikarisijiken_houdou/3.15syuukai.pdf

・2008年3月15日(土) PM1:30~PM5:30(1:15開場)
主婦会館 プラザエフ  
東京都千代田区六番町15番地
(JR四ツ谷駅麹町口前 徒歩1分 地下鉄南北線/丸の内線四ツ谷駅 徒歩3分)
http://www.plaza-f.or.jp/information/otoiawase/otoiawase.html

参加費(資料代含):1000円 
(会場の都合により先着120名とさせていただきます)
●主催:「光市事件」報道を検証する会(03-3586-5064 中山法律事務所気付)
http://www.jca.apc.org/hikarisijiken_houdou/

【プログラム】
■「光市事件」報道の問題点 山際永三さん(「光市事件」報道を検証する会)
BPO(放送倫理・番組向上機構)・放送倫理検証委員会への申立の経緯と経過報告
申立18番組のうち,いくつかの番組から問題箇所を抽出して上映します。

■「光市事件」弁護団に聞く (多くの弁護人が出席します)
第1部「光市事件」の概要
「光市事件」とは、いったいどのような事件だったのか、スライドを使い、事件の概要を説明。

第2部 報告とシンポジウム
「光市事件」は、差し戻し控訴審の当初から、「21人の巨大弁護団」が「死刑廃止運動」に事件を政治利用しているというかたちで、大きく歪められた。「『光市事件』の弁護活動はどのようなものだったのか」「『光市事件』の報道は真実だったのか」、弁護団の報告とシンポジウムによって明らかにされる。

■映像と報告 綿井健陽(フリージャーナリスト)
「その日の『元少年』~事件当日の足取りと友人の証言から」

「光市事件」が起きた当日(99年4月14日)の元少年(当時18歳)は、自宅を出てから事件現場まで、何をして、どうやって、その現場にたどりついたのか。事件から9年目の現場で、彼の足取りを同じように映像でたどった。また、事件当日に元少年と会っていた友人のAさんの証言なども交えて報告する。

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▼日本ペンクラブ第26回WiP(ライターズ・イン・プリズン)の日
WiP・人権委員会 シンポジウム
『なぜこの国を伝えたいのか』―ビルマ報道とジャーナリストの眼―
http://www.japanpen.or.jp/katsudou/event/080314.html

開催日 : 2008年3月14日(金)18:00開場・18:30開演・20:30終了(予定)
会 場 : 日本プレスセンター ホール 日本プレスセンタービル10F
(東京都千代田区内幸町2-2-1)
地下鉄/東京メトロ 千代田線・日比谷線 霞ヶ関駅C-4、丸の内線
霞ヶ関駅B-2、都営三田線内幸町駅A-7
[プログラム]
第一部 田辺 寿夫(ジャーナリスト・ビルマ市民フォーラム運営委員)
在日ビルマ人ジャーナリスト(交渉中)
第二部 江川 紹子(ジャーナリスト・日本ペンクラブ会員)
山本 宗補(フォトジャーナリスト・ビルマ市民フォーラム運営委員)
綿井健陽(ジャーナリスト)
      他
[問合せ先]
日本ペンクラブ事務局
TEL 03-5614-5391/E-Mail secretariat02@japanpen.or.jp
URL http://www.japanpen.or.jp

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上記の告知にあるが、3月15日(土)の「光市事件」の催しには、ぜひとも来てほしい。4月22日の判決言い渡しを前に、これだけ大規模な報告と考える機会は、ひょっとすると「最後」になるかもしれない。
http://www.jca.apc.org/hikarisijiken_houdou/3.15syuukai.pdf

僕は先月、被告の元少年(当時18歳)と毎日のように遊んでいた友人のAさん(当時18歳)に会った。事件が起きる半年ほど前に知り合った彼らが、当時どんなことを話していたのかを聞くことができた。15日の会場でも触れるが、詳細はまたいつか別の媒体に書く機会があると思う。以下簡単に。

当時の元少年は友人のAさんを「軽い親友」と思っていた。そのことを僕がAさんに話すと、「そう思っていてくれたのなら、うれしい」という。彼らは事件が起きた当日(99年4月14日)も、いつものように遊ぶ予定だった。そのはずだった。それまでお互いの家で、ゲームセンターで、テレビゲームをいつも一緒にしていた。当日も午前中にAさんの家でテレビゲームをして遊んだ二人は、その日も夕方まで一緒にいるはずだった。ところが、Aさんに当日の午後、急用ができて昼前に別れることになる。後で二人は待ち合わせの時間の約束をして別れた。

そして午後3時15分ごろ、二人は再びいつもよく行くビデオレンタルショップの前で合流した。そこにはゲームコーナーが併設されている。いつもと同じく、元少年は時間にだいぶ遅れてきた。

二人が別れてから3時間半ほどの空白に、元少年が何を起こしたのか、彼に何があったのかは、Aさんは当然ながら何も知らない。元少年の様子もいつもと特に変わりはなかったという。それから4日後、元少年の逮捕を知ったAさんは、「冗談だろ」と信じられなかった。元少年のほかの友人たちとも、誰もが「嘘だろ、冗談だろ」と話していたという。

元少年の逮捕後、「事件に関与している」と警察から執拗に疑われたAさんは、当時の警察の取調べに対して激しい怒りを今も禁じえない。「話を聞くというよりも、とにかく話を決め付けてくるんですよ」という。

2年前、彼ら二人は事件以来7年ぶりに(←「6年ぶりに」を訂正)再会した。それはアクリル板の透明ガラスを挟んで、わずか20分ほどの再会だった。元少年は2年ぶりの再会の場で、アクリル板越しにAさんに「迷惑をかけてごめん」と、ずっと頭を下げながら繰り返し謝り続けたという。

Aさんはいまでも少し悔やんでいる。その日、もしいつものように彼とテレビゲームをして一緒にずっと遊んでいたら……。二人にとって「普通の一日」として、その日も通り過ぎたかもしれない。だが、そうはならなかった。

事件から9年。Aさんは27歳になった。社会人として働いている。同じく当時18歳だった元少年は、獄中でまもなく27歳の誕生日を迎える。

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綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai

映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
公式HP http://www.littlebirds.net/
DVD発売・各地で上映中
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2008-03-04 21:51 

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