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「枢軸国」の仲間入り?

▼「DAYS JAPAN」9月号(書店で発売中)
http://daysjapan.net/dj/index.html
コラム「現場から」~イラク取材の護衛を巡って
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先週から東北エリアの2ヶ所(新潟・福島)の劇場での上映が始まりました(~26日まで)。
http://www.littlebirds.net/gekijo/gekijo.html
東北エリアは、これからまだ増えると思いますので、ご期待ください。
今週末は大阪と山口でも上映があります。

さて、今週は月刊誌の原稿2本の締切日が重なり、ずっと家でパソコンの前に座っている。なので、あんまり余裕がない。というよりも、編集者からの電話とメールがコワイ。
以下、「休憩時間」を使って短く書き記しておきます。

僕がサマワに行っていた7月下旬、サマワのシーア派指導者サドル派事務所前の道路に、アメリカの星条旗とイスラエルの国旗が描かれているのを見つけた(05年7月26日撮影)。

写真を撮っていたそのとき、同事務所門番の男性が「JAPAN NEXT!」(次は日本だ)と笑いながら話していた。「半分は冗談、半分は本気かな」と思っていたら、先日本当にその一つ先の道路に、日の丸の旗が描かれたようだ。以下のサイトを参照。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-02630553-jijp-int.view-001

60年ほど前に日本・ドイツ・イタリアは「枢軸国」だったが、今度は別の「枢軸国」に仲間入りしたようですね。また「同じ道」ですね。

同じ道路上じゃないので、まだかろうじて「別扱い」にとどまっているのか。
それとも、アメリカの言う「悪の枢軸国」(イラン・イラク・北朝鮮)の方に入っておいた方が、まだよかったか…。

いまならまだ、どっちも間に合う?
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綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai

映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
公式HP http://www.littlebirds.net/
全国ロードショー上映中
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2005-08-24 04:21  nice!(1)  コメント(5)  トラックバック(1) 

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コメント 5

romi

こんにちは。
上海に住んでいるのですが・・・ここでは綿井さんの映画観れないか・・・。残念。
とにかく、受賞おめでとうございました。「これからもがんばって」とは気軽にいえませんが、綿井さんのような方たちがいるからこそ、世界を知ることが出来ます。お体だけは大切に。。。。

私のブログに勝手にリンクさせていただきまーす。
by romi (2005-08-24 16:57) 

パンと植木鉢

ニュース23筑紫哲也さんが盆踊り会場でインタビューをしていた・・・「皆さん、小泉さんに踊らされてやしませんか?」。
「踊らされているのはマスコミの方でしょう?」と皮肉っぽく答えている人がいたけれど、同感だ。もうオピニオンリーダーも訳知り顔の評論家もいらない。そんな時代は終わった。もし今メディアに願うことがあるとすれば、それは選挙の時だけでも視聴率や広告収入を考えないで真面目にやって欲しいという事だ。選挙までオモシロオカシクしないで欲しい。
今回の選挙は歴史を分ける特別な選挙になる。
選挙だけは(とりわけ今回の選挙は)オオマジメに考えて投票したい。
それ以外のことは、精一杯フマジメでいいし、私はむしろ自堕落に生きたい。
誰の言うことを訊く必要もない、自分で選んだのなら如何なる政党でも構わないのだから、皆さんせめて投票率を上げてみませんか?
より多くの人が投票すること、今それだけを切に願う。
by パンと植木鉢 (2005-08-25 02:29) 

アッシュ

◆ひとつの寓話としてお受け取りください
大陸型民族というのは、長年の民族紛争の中を生き抜いてきた人たちです。その中で鍛えられているので、体質は強靭で自我が強い傾向があります。一言で言うと、「紛争慣れしている」とでも言えばいいでしょうか。こういう点は、中国人・ロシア人・アラブ人に至るまで多かれ少なかれ共通しています。例えば、机の上の花瓶を落として壊してしまった場合でも、「そんな所に置いとくほうが悪いじゃないか」と言い張るような人たちです。こういう場合に素直に謝って反省しているようでは、過酷な民族紛争の中を生き抜いていけません。紛争をやっている最中に相手に弱みを見せるのは危険でしょう。だからそういう体質になってしまいます。

日本人の99%は民族紛争など経験したことはなく、本で読むかテレビで見ているだけでしょう。そして机の上を花瓶を落として壊してしまうと、相手の気持ちを優しく思いやって、素直に謝って反省します。反省することはいいことだと純粋に信じ込んでいるようです。その優しさが日本人の長所なのですが、問題は紛争慣れしている大陸型民族の目から見ると、どういうふうに見えるかです。想像がつくでしょうか。受身でナイーヴですね。謝りさえすれば許してもらえると信じ込んでいるわけですから。

紛争慣れした大陸型民族は、そもそも自己反省などめったにやりません。相手に反省させるのです。相手が反省するように持って行くことが外交であると、そういうふうに考えます。受身じゃないでしょう。

「素直に謝って反省すれば相手はきっとわかってくれて、物事は丸く収まっていく。相手がわかってくれないのは、こちらの謝り方が足りないからだ、反省の仕方が足りないからだ。」こういう島国の民族独特の受身でナイーヴな考え方は、日本の中でおやりになるのはかまわないのですが、自我が強い大陸型民族には通用しません。相手は喜んでつけ入って攻撃してくることでしょう。

わたしなりの結論としては、日本国内でずっとキャリアを積んできた一部の政治家の先生方とか、書斎の中でずっと本を読んできた一部の知識人の先生方には、大陸型民族がどういう相手なのか、本当にはわかっていらっしゃらないのではありませんか。そもそも日本人が大陸型民族と比べて、骨の髄から受身の体質を持っていることさえ気づいていないようです。その原因ははっきりしています。短期間の旅行を除くと、日本社会から出た経験がないからでしょう。異文化の中に暮らしてみて痛い目に会わされれば、目が覚めるはずなんですが。
by アッシュ (2005-09-30 23:03) 

アッシュさんへ

アッシュさんはそのような大陸型民族に痛い目に遭わされた方なんですか?
経験者として、彼らとどういうスタンスで付き合うのがいいと思われますか?
興味があるのではっきりした意見をお聞かせください。
by アッシュさんへ (2005-10-04 06:12) 

地球人

こんにちは、いつも、綿井さんの事実に基づいた情報に感謝しつつ、このHPも拝見させて頂いてます。

ところで、アッシュさんのコメント、「え~、そうなんや~。」よ読み進めておりましたが、途中で、「ん??」と感じてしまいました。

私は、海外には一度しか行った事がなく、それも、ソウルにだけ。でも、子供が、中国とオーストラリアに行きました。住んだわけではないですが、人間て、そんなに違わないなという印象の方が強いんですよね。

私自身、国内で他国の方々と話す機会が、割と多くありますが、多くの方々は、「日本の人は、言いたい事言うべき事を、本人に言わずに、影で言う癖がありますね。」と言われます。あとで他人を介して伝わって余計に傷ついた経験も耳にします。
又、「私達の国では、こうしたいああしたい。こうして欲しい。ああして欲しいなど、かなり強く言うし、過激な会話もする。けれど、その場で言い合ってそこで解決させて、その場でおわり。言われた事をいつまでも怒ったりはしない。」そんな風にもよく言われます。

要するに、他民族との接触が少ない分日本人に限らずですが、、「対話、対論」に、慣れていないと、萎縮したり、違う意見の人に出会うと敵ででもあるかのように感じて、その場で対話をせずに言い込まれて、しこりを残してしまうケースがあるのではないでしょうか。

で、対話になれた人と話をすると、強引な印象を受けてしまうのかも知れないです。「誤る、誤らない」と、「認める、認めない」「反省する、反省しない」とは、又別の問題でもあるでしょうね。
by 地球人 (2005-10-04 12:33) 

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