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9月22日(木)「熊笹の遺言」特別上映会

さて、今日(20日)から東京・明大前でJVJAの写真展が始まった。
http://www.jvja.net/13%20fhotojournalists.html

22日(木)夜に僕が担当するトークがあるのですが、
一人で話をするのも何なので、ゲストをお招きする予定にしておりました。
【追加】25日(日)も皆さんそろってありますので、そちらもよろしく。

で、いまごろ急ですが、ようやく決定。
22日(木)は特別上映会と監督をお招きしてのトークを開催します。
ハンセン病元患者たちの人生を追ったドキュメンタリー映画「熊笹の遺言」です。
以下、絶対にお見逃しなく! 転載・転送歓迎

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▼「熊笹の遺言」(監督・今田哲史/製作・日本映画学校)
http://www.cinema-juku.com/kumazasa/newkumazasa/home1.htm

物語→ http://www.cinema-juku.com/kumazasa/newkumazasa/mainframe/sakuhin.htm#monogatari

日時 9月22日(木)午後6時30分上映開始(午後6時開場)
場所 キッド・アイラック・アート・ホール(東京・京王線「明大前」駅)
会場地図 http://www.kidailack.co.jp/access/access.html
ゲストトーク 午後7時40分~午後8時30分ごろ終了予定
ゲスト 監督・今田哲史さん (聞き手・綿井健陽)

※予約先着順で受付 椅子席40名+若干名
(お席に限りがありますので、事前にメールかお電話で以下までお申し込み下さい。当日受付の場合、満席のときはご入場できない可能性もございます。あらかじめご了承ください)→告知早々で申し訳ないのですが、残席が残りわずかになっております。ご希望の方はお早めにお申し込みください。

日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21 静和ビル2F
TEL : 090-6101-6113 FAX : 03-3252-7651
URL:http://www.jvja.net/
E-mail : infojvja@yahoo.co.jp
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この作品を僕が見たのは03年10月の「山形ドキュメンタリー映画祭」の会場だった。そのとき書いた感想は別のHPにアップしている。http://www1.odn.ne.jp/watai/031024.htm 見終わってから同じく日本映画学校で教える安岡プロデューサーに「参りました。これからは『日本映画プロダクション』と名前を変えた方がいいんじゃないですか」と言ったことを覚えている。これが学校の「卒業製作作品」で、しかも渋谷のユーロスペースで公開・上映されると聞いて、さらに驚いた。その後もいろんな作品を山形で見ながら、一方で「ここで人の作品を見ている場合ではないな」と思った。そしていまの僕がここにいるのかもしれない。僕にとって「きっかけは~フジテレビじゃなく、ヤマガタ」だった。

こうしたドキュメンタリー映画作品はなかなか見る機会が少ない。
今回見逃すと、次はいつ見ることができるか…本当に知らないよ。

さて、東京・御茶ノ水のアテネフランセ文化センターでは、今年の「山形ドキュメンタリー映画祭」の前夜祭も続いている。http://www.athenee.net/culturalcenter/schedule/2005_09/yamagata05.html

さらに、後日もう一度書くが、9月24日(土)は東京・渋谷で西山太吉さんのお話がある。http://apc.cup.com/index.html?no=14.1.0.0.21.0.0.0.0.0.
前回(8月31日)http://blog.so-net.ne.jp/watai/2005-08-31 でも書いたけど、こちらもお見逃しなく。

さらにもう一つ、イラク南部バスラから医師が来日講演される(9月26日)。http://www.jim-net.net/notice/notice050926.html 8月にも別の医師2人が来日していたが、いまバスラの医療状況は非常に困難な局面にある。それをなんとか現地で支援しているのが日本のNGO「JIM-NET」http://www.jim-net.net/だ。これを本当の「人道支援」という。郵政民営化の前に、自衛隊派遣の延長を考える前に、「国際貢献」「人道支援」こそ民営化しなければならない。

そして昨日(9月19日)、バスラでイラク人のジャーナリストが殺害された。
http://www.rsf.org/article.php3?id_article=15039
8月の米国人ジャーナリスト殺害のときも、そのイラク人助手が重傷を負った。そしてまた一人、次々とイラク人が狙われていく。

…………………………………………………
綿井健陽 WATAI Takeharu
Homepage [綿井健陽 Web Journal]
http://www1.odn.ne.jp/watai

映画「Little Birds~イラク戦火の家族たち」
公式HP http://www.littlebirds.net/
全国ロードショー上映中
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2005-09-20 18:55  nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 

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コメント 3

mannna

9月22日の上映会とトークショー、とても魅力的な企画だと思います。
地方に住んでいることを残念に思う‥。いや本当に。
監督がこの映画づくりを通して、何を伝えようと思ったか、どう伝わったと感じていらっしゃるのか、うーん、いいなあ、上映会とトークショー。

「熊笹の遺言」この映画(ドキュメンタリー)でハンセン病のことを知った方、多いのではないでしょうか?
原告勝訴報道がされてから5年程たちますか。
その間、社会復帰、社会生活支援の為に、弁護士等の専門職や市民団体が活動していらっしゃいますが、最も大きな力は、ご家族も含め、患者・元患者の皆さんが語ってくれたことだろうなと思います。
隔離された経緯や、療養所での生活は、本当に非人間的なものであったとききます。当たり前の友人関係・恋人関係・結婚生活を送れない、人間らしい生活を奪われただけでなく、強制労働により、さらに多くの苦痛を受けていらした方々が、再び地域社会で暮らしていこうとしていく過程では、勇気が必要であったろうと思います。

ハンセン病の患者・元患者へ行われた愚業は、20世紀、つい最近までのこと。はるか遠い昔ではない。私たちが当たり前に暮らしている現代、同じ日本の空の下で、行われていたこと。だからこそ今知っておかなければならないと思う。そして占領当時、朝鮮半島でもこの政策を行ったことも忘れちゃいけない。確か、彼らは今も尚、賠償の対象に含まれていないと記憶してますが。

先月 ご逝去された浅井あい様のご冥福をお祈りいたします。
by mannna (2005-09-20 21:12) 

パンと植木鉢

9月24日の元毎日新聞西山太吉氏のお話は是非伺いたい。
1972年当時、毎日新聞西山記者のスクープにより、沖縄返還の際、土地接収や事故補償など本来であれば米国が支払うべき補償(対米請求権)を日本政府が肩代わりしていた事実が明らかになった。いわゆる密約である。
しかし当時の佐藤内閣はこれを事実無根とし、立法、司法の手によって西山記者のスクープは取材方法のみを問題とされ、事実は矮小化されスリ替えられ無きものとされた。西山記者には国家公務員法違反で有罪判決 懲役4月執行猶予1年の判決が下された。そして当時のマスメディアは西山記者のことを面白おかしいスキャンダルとして書き立てるのみで、彼を一切守らなかった。メディア自身が経営も含め組織防衛に走り、ポピュリズムと化してしまったことは何にも増して恥ずべきことだった。
あれから30年、アメリカが開示した公文書によって西山記者のスクープが事実であった事が明らかとなり、西山氏は現在国家賠償請求訴訟を起こしておられる。
そしていま、NHKと与党の政治癒着を明らかにした朝日新聞本田雅和記者、フリージャーナリスト魚住昭氏が西山記者と同じ立場に置かれている。なんとしても彼らを守らなくてはならない。どのマスメディアも立場の違いを超えて彼らを守らなくてはならない。過去の愚を繰り返してはならない。
その為にも今回、西山氏にこの30年の苦悩の経験を教えて頂けるのは本当に有り難いことだ。歴史から学ぶとはこういう事をいうのではないだろうか。
以下参考文献(ごく一部です)
密約―外務省機密漏洩事件 中公文庫 M 9-2
澤地 久枝 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122005663/qid=1127403281/sr=1-38/ref=sr_1_0_38/250-8933510-2935410
情報は誰のものか 岩波ブックレット (No.596)
筑紫 哲也 (著), 西山 太吉 (著), 細野 豪志 (著), 田島 泰彦 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000092960/qid=1127403454/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-8933510-2935410
by パンと植木鉢 (2005-09-23 03:01) 

ウダイ・クサイ・ワタイ

昨日の「熊笹の遺言」上映会は満員御礼でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。皆様のお住まいの地域でも、どこでも「自主上映会」は開けます。ぜひトライしてみてください。
詳細は→http://www.cinema-juku.com/kumazasa/newkumazasa/home1.htm

「自主上映会」をどうやって企画すればよいのか、その参考サイトが「Littele Birds」HPに掲載してあります。以下、ご参考まで。
http://www.littlebirds.net/jisyu/jisyu02.html
by ウダイ・クサイ・ワタイ (2005-09-23 03:10) 

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